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2006年09月06日 |
物理削除か論理削除か |
以前、とあるシステムのDB設計を行った際、「削除フラグ」が話題になった ことがありました。そのときは結局、「項目は保持するけど、未使用扱い」 ということで落ち着いたのですが、設計時の経緯を知らないひとがDB構造を 見た場合にどう思うか?ということは結構重要です。「保守性」がよいか わるいかということなんですが。 「削除フラグ」は「論理削除」を意味します。少し考えてみれば解るのです が、あるキーのデータが論理削除され、同一キーのデータが入力された場合、 1回目はよいのですが、2回目以降、キー重複になってしまいます。では削除 フラグをキーにすればよいかというとそういうことにはなりません。 本来、削除フラグを持つ、ということは「履歴を残したい」場合が多いので、 前回削除フラグが立ったレコードを削除後、今回削除されるデータをアップ デートすればよい、というのは意味がない場合が多いのです。 すっきりさせるためには「履歴テーブル」を別途用意して、本来のテーブル は「物理削除」というのがよいのかもしれません。 データベースの設計とは難しいものです。 |
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